小学一年生の時、音楽の授業でハーモニカがあった
いくつかの段階があってクリアできたら先生にシールをもらって
壁にある表に貼り付けて、どこまでクリアできたかわかるようにしてあった
ある日、第一段階をクリアできていない3人が放課後居残りで練習させられた
一人がうまく吹けるようになり先に帰った
もう一人も吹けるようになり僕だけになった
どれだけ練習しても僕はすぐ間違える
クリアできるまで帰さないと言っていた先生が
疲れたのか僕のあまりの下手さに嫌気がさしたのかわからないが
シールを渡し、これ貼って今日はもう帰っていいよ。頑張ったしといった
数日後、音楽の授業で試験をすると先生は言った
シールが貼ってあるところまで、つまりクリアできたところまで
名簿順だったと思うが一人づつ吹いていけというのだ
僕は焦った、1段階クリアのシールは貼ってあるけれど
実際お情けでもらって貼ったシールでぜんぜん吹けないからだ
案の定、僕はボロボロだった
そのとき先生の発した言葉が僕にはつらかった
「シール貼ってあるやろなんで吹けないん?盗んで貼ったんか?」
正直、居残り練習でお情けシールをくれたことを忘れているとはおもわなかったので
みんなの前でこんなことを言われたことへの恥ずかしさや悲しさで
頭の中で天と地がぐるんぐるんと激しく入れ替わっているような感覚になった
それと同時に先生ってこんなものなのかという失望も感じた
でも、この先生記憶の中では綺麗な先生です
前の記事に書いた、肩叩くふりしておっぱい触ってビンタされた先生です
これ☟☟☟